10年の軌跡、世界最高峰のプロジェクションマッピング“優勝者エキシビション”大盛況のうちに終了、開催レポート

~ ハリー杉山さん「気がついたら作品の中に勝手に入っていた」と没入感の高さを語る ~

一般財団法人プロジェクションマッピング協会(本社:東京都渋谷区、代表理事:石多 未知行)の企画プロデュースにより、2023年11月10日(金)~11月12日(日)の3日間に渡り開催された“優勝者エキシビション” の開催レポートを発表します。
この優勝者エキシビションは世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会『1minute Projection Mapping Competition』(以下、国際大会)の創設からの第10回大会までの歴代グランプリ受賞者10組による二度と無い映像アートスペクタクルで、TOKYO LIGHTS 2023 Nov.BLUEのメインコンテンツとして開催されました。

THE FOX, THE FOLKS/HAPPY HAPPY!
THE FOX, THE FOLKS/HAPPY HAPPY!
満席の会場
満席の会場

▼ 1minute Projection Mapping Competition「優勝者エキシビション」エリア レポート

本番初日は冷たい雨が降る中の観覧となりましたが、プロジェクションマッピングに加え、本企画初となるレーザー、ムービングライトを加えた演出がより幻想的に見えるといった現象も起き、毎回ご来場頂いている常連の方からは「雨でも来て良かった!」と言う声も上がっていました。

2日目、3日目は、冷たく凛と澄んだ空気の中、歴史ある巨大な聖徳記念絵画館に映し出された、幻想的・カラフル・前衛的など多種多様な形容で言い表すことのできるハイクオリティな作品の数々に終始見入っている観客の姿が印象的でした。

EuroVideoMapping/Vinculum
EuroVideoMapping/Vinculum
Sembilan Matahari/JapaNMenyala
Sembilan Matahari/JapaNMenyala
Julia Shamsheieva/WINDOW TO U
Julia Shamsheieva/WINDOW TO U
EPER DIGITAL/Fragments
EPER DIGITAL/Fragments

▼ 来場者の感想

『すごく良かったです!想像を超えてきました。EuroVideoMappingの作品が、建物じゃなくて違う物体に見えたのに感動と衝撃を受けました。また来たいです!』(社会人グループ)

社会人グループ
社会人グループ

『あっという間でもっと続きのストーリーが見たくなりました。それぞれの作品が個性に溢れていて、これからのプロジェクションマッピングの表現にすごく可能性を感じました。』(大学生)

大学生
大学生

来日したクリエイター・アーティストのプレスデーでのコメントをご紹介

11月9日(木)のプレスデーに登壇したクリエイター・アーティストのコメントをご紹介します。


歴代の優勝者が、どんなものを作るのだろうとワクワクしていました。色んなスタイルの作品、そのスタイルもどんどん変わっていく。大変良い経験をさせてもらいました。─ FLIGHTGRAF│日本

FLIGHTGRAF

やっと日本に来ることができとても嬉しい。このフェスティバルに関わった人、この場所を訪れてくれた全ての人に感謝します。皆さまが健やかに過ごせる事を祈っています。─ Julia Shamsheieva│ウクライナ

Julia Shamsheieva

10年以上開催されているこの国際大会は東南アジアだけでなく世界中のプロジェクションマッピングの進歩に大きな影響を与えました。参加できてとても感謝している。今回は建物も難しく、さらにレーザー・ムービングライトとのコンビネーションも初めてでしたが、この経験は創造性そのもの。おかげでこれからの未来、私たちはもっと新しいことにチャレンジしていくことができる。ありがとう!─ Sembilan Matahari│インドネシア

▼ 大会総合プロデューサー 石多 未知行にインタビュー

Q. 国際大会第10回の節目となる優勝者エキシビションでしたが、終えてみていかがでしたか?

プロジェクションマッピングの歴史を感じるすばらしいエキシビションでした。10年以上にわたってこの国際大会が積み重ねてきた歴史や変化、その裏側にあるクリエイター達の思いが感じられ、見終わった後は胸に熱いものが込み上げてきます。とても心が動かされるすばらしいショーでした。

Q. 大迫力のレーザー、ムービングライトでしたが、プロジェクションマッピング表現としていかがでしたか?

とても良かったです。レーザー、ムービングライトの使用はこの大会では初の試みとなりましたが、プロジェクションマッピングとの相性も大変良く、作り手の表現の幅が広がるすばらしい機会でもありました。クリエイター・アーティストの皆さんに、今後まだ誰も見たことのないような斬新なアイデアをぜひ生み出してほしいと考えています。

Q. 今後の展望について教えてください。

プロジェクションマッピング黎明期から現在に至るまで、機材の性能向上だけでなく、AI生成など、新たな技術・表現方法も出現しました。そして今後は、まだ想像もつかない新しい技術が出てくるかもしれません。作品の表現は常に進化するべきだと考えているので、この国際大会でもその時代に合わせ、新しい技術を取り込みクリエイター・アーティストと共に常に進化していきたいと思います。

▼構成団体 / 関連サイト、SNS

主催:TOKYO LIGHTS 2023実行委員会
共催:東京都
後援:新宿区
企画協力:一般財団法人プロジェクションマッピング協会
制作/運営:株式会社博報堂プロダクツ

About the author: 純子鳴澤